先日、長かった第二子妊娠を無事に終えることができました!!!
第二子でしたが、カナダで出産するのは初めてだったので、妊娠から出産まで予想外の連続。
さらにコロナの影響もあり、イレギュラーなルールも多くありました。
今回は、カナダの陣痛開始から出産の流れを第二子出産レポと合わせて徹底解説します。
カナダと日本、両方で出産を経験してどっちがよかった!?
次、3人目産むならカナダ?日本?
さらに、知らなきゃ損する!ミルクのサンプルやクーポンを無料で入手する方法を紹介します。
- 1. カナダの妊婦健診と私のバースプラン
- 2. コロナによる影響と新ルール
- 3. 陣痛が始まったら、いつ病院に行けばいいの?
- 4. カナダで第二子出産レポ
- 5.カナダの病院で出産、入院と産後のケア
- 6.カナダと日本両方でお産を経験した感想...
1. カナダの妊婦健診と私のバースプラン
カナダでは妊娠が確定したら、産婦人科医か助産師を選択することになります。
助産師の方が親身に妊婦健診をしてくれたり、決まった助産師が妊娠・出産・産後のケアをしてくれるため人気です。
私は、カナダ・オンタリオ州の田舎の病院で産婦人科医(OB)の検診を選択しました。
理由は、妊娠確定時に自動的に産婦人科医オフィスで検診する予約が決まり、担当医の英語も聞き取りやすかったためです。
私の場合、ローリスクの妊婦だったのでエコーは計2回。
エコーで赤ちゃん確認しなくていいのかと担当医に尋ねましたが、「絶対大丈夫😉」の一点張りでした。笑
妊娠後期にはドクターが触診で頭が下になっていて逆子ではないか確認してくれます。
妊婦健診については、別の記事でも紹介してあるので気になる方はチェックしてみてください。
2. コロナによる影響と新ルール
2020年10月、私が出産した時期はコロナの感染者数が増えており、出産する病院でも様々なルールが追加されていました。
まず、陣痛が始まるか破水を確認した場合、病院の指定されたフロアに行くのですが、入ることができるのは妊婦本人だけです。
ナースが子宮口チェックや破水を確認して初めて、立ち合いするパートナーを呼ぶことができます。
私の場合は、旦那に立ち会ってもらったのですが、入院が確定するまで車で待機してもらっていました。
歩けないほど強い陣痛の場合は、受付で車椅子を用意してくれます。
逆に、歩けない程の陣痛が来ていても、旦那さんは病院外で待機という徹底ぶり。
さらに、マスクは常時着用していなければなりません。
陣痛中やいきむ時にもマスクを着用していました。
立ち合いパートナー以外の家族や子供が、病院に立ち入り面会することはできませんでした。
3. 陣痛が始まったら、いつ病院に行けばいいの?
私は、出産する前日から前駆陣痛が始まり、痛みは弱かったものの3〜5分間隔でした。
ドクターには「陣痛間隔が10分を切ったら来てね」と言われていたので、おしるしの出血もあったので病院に行ってみることに。
しかし陣痛が弱い。
一人目の時の陣痛を経験しているので、まだまだだとわかってしまい絶望。
案の定、病院では陣痛も遠のき帰宅させられました。
ただ、経産婦の場合、急にお産が進むこともあるので、不安ですよね。
呼吸が乱れるくらい痛くなったら来るように指示されました!
あの時ナースが発したGood luck。
やり場の無い怒りで、イスを蹴っ飛ばして帰りそうになりました。
私は陣痛の間隔が変動することなく、数時間ごとに痛みが増していき、帰宅した日の夜中には寝付けない痛みに変わりました。
お産の始まり方は人それぞれ違いますよね。
15分間隔から徐々に陣痛が強まり、10分→5分と刻んで行くのがマニュアル通りかと思います。
しかし、私のように前駆陣痛から始まると、いつ本陣痛に移行したのかイマイチ掴めません。
陣痛間隔が10分を切ったらと指示がありましたが、前駆陣痛の痛みの感覚は初めから3〜5分でした。
こんな時、助産師を選んでおけば良かった!と遅すぎる後悔。
助産師を選ぶと、わざわざ病院に出向かず、夜中でもいつでも直接電話をして状況を説明し指示をもらうことができます。
自宅に来て子宮口をチェックしてもらうことも可能です。
4. カナダで第二子出産レポ
10月13日の夕方、39週の妊婦健診で内診グリグリを実行してもらいました。
卵膜剥離と呼ばれるもので、英語でSweepと言います。
卵膜剥離の後、ドクターから、
「6〜12時間でお産が始まるから準備してね」
と言われ、ワクワクしながら帰宅。
帰宅後、おしるしというのか、血の混じった多めの粘液栓を確認。
夜8時ごろから、軽く前駆陣痛を感じ始めるが、朝には遠のく。
10月14日の朝、陣痛を呼び戻すために半身浴を実践。
我が家のバスタブが初めて活躍した日。
少し陣痛が戻ってくる。
夕方に出血し弱い陣痛が3分間隔だったので、一度病院に行ってみるが陣痛が弱いので一度帰宅。
この辺りから精神的にどんどん荒れて来ます。
14日の夜11時ごろ、揺れていないと耐えれない痛みに変わる。
旦那に義姉に来てもらうように伝える。(長女は寝ていたので義姉に朝まで我が家で待機してもらう予定だった。)
しかし、
「...まだじゃない?」(病院で不発に終わったため疑う旦那)
なかなか電話をしようとしない。
世の旦那様、陣痛中に自分の意見を伝えるのは控えたほうがいい。
妻がやりたいように要望をひたすらこなすことをお勧めする。
この一件で怒りが爆発!旦那を怒鳴り散らすと...チョロっと破水した間隔。
さらに陣痛が強まり、地雷を踏んだ旦那がやっと義姉を呼び寄せる。
それでも旦那は「これって本陣痛かなぁ?」と疑い続け、怒り狂う私と修羅場を見た義姉は、
「今すぐ病院に行ったほうがいい」と旦那を急かす。
病院に着くと、陣痛は2分間隔で破水も確認できた。
たまたま麻酔科医がその場にいたので、すぐに麻酔の準備が始まる。
麻酔が終わると嘘のように痛みが消え、落ち着きを取り戻した。
駐車場で待機していた旦那にメッセージして病室に来てもらう。
そこから5時間ほど仮眠をとり、ナースに子宮口をチェックしてもらうも7センチ。
進みが遅いことを疑問に思ったナースが、まだ破水しきれてないことを発見!
実は、第一子の時も同じ原因で壮絶なお産になった。
私は医者ではないが、高位破水(ちょっとだけ破水)した場合、羊水の溜まった袋が子宮口を塞ぎ赤ちゃんが降りてこれず、えげつない時間がかかる。
ドクターに人口破水をしてもらうと、麻酔で陣痛の痛みこそ感じないが、陣痛が来る度に子宮口に強いプレッシャー(いきみたい感じ)を感じ始める。
もうすぐだと感じた矢先...ナースがまさかのランチ休憩〜
これぞカナダ。
1時間ナースのランチが終わるまで待機し、子宮口全開。
ぼちぼち始めてみよか〜ってゆるい感じでいきみ開始!
5回目くらいのプッシュで頭が出て来て、ドクター登場。
いきみ始めて30分で、第二子となる男の子が誕生しました。
3700g超えていましたが、お股は奇跡的に無事でした😸
5.カナダの病院で出産、入院と産後のケア
出産後の処置が終わると、麻酔が切れるまでの2時間は家族だけで過ごす時間がありました。
2時間後、麻酔が切れ歩けるようになったのでナースと1度目のトイレへ。
ちゃんとおしっこが出るかが大切みたいでナースが確認していました。
その後、小児科のドクターがベビーを診察しに来てくれ、検診の予約を取る。
ほぼ2日ぶりの食事が提供される。
とても失礼ですが、喉を通らないほど不味くて...(私は好き嫌いが無く基本何でも食べられるタイプです。めちゃめちゃお腹も空いていましたが食べられませんでした。)
旦那に売店でサンドイッチを買ってきて貰う。
その時点で夜9時。
私の病院では産後一日入院することが可能でした。
義姉の家に泊まる予定でだった長女(2歳)、ママが居ないと寝れないと泣き叫びSOSの電話が。
ダメ元で退院して良いかナースに聞くと、あっさり退院の許可が下りたので、産後8時間で退院!!
一応、退院前に、授乳が上手くできるかテストがありました。
荷物をまとめて娘を迎えに行き、自宅ベッドで爆睡したのでした〜
翌朝、生後2日検診(48〜72時間)は出産した病院へ。
赤ちゃんの体重の増減をチェックし、黄疸の検査がありました。
胎児の体重が減るのは普通なのですが、減り幅が大きかったため、ミルクを足すように指導されました。
1週間液体ミルクを授乳後に一日3回あげると、ぐっすり寝てくれるように...
使用した液体ミルクは、EnfamilとSimplacからサンプルでもらったものです。
産前に登録しておくと、無料でサンプルやお店で交換できるクーポンを郵送してくれます。
$10オフクーポンやサンプルなど総額$200以上もらえます!
かなりお得なので、ぜひ妊娠中に登録しましょう!
出産予定日近くに自宅へサンプルやクーポンを郵送してくれます。
引き換えクーポンは、指定の商品を取り扱うWalmartやドラッグストアで交換できますよ。
6.カナダと日本両方でお産を経験した感想...
まず言うまでもないですが、日本の方がありとあらゆる面でレベルが上です。
日本の妊娠中の検査、エコーの回数、産後のケア全て満足でした。
一方のカナダは...
- 当然ですが病院もおしゃれ綺麗感ゼロ
- まさかの入院時間8時間
- 入院食は本当に美味しくない、もはやいらないレベル
- 沐浴や授乳指導もほぼ無し
それでも、次は日本で産む?カナダで産む?と聞かれたら、
私は、100%カナダのお産を選びます。
なぜカナダで出産したいのか...
- 妊娠から出産まで完全に費用が無料だった
- 初産でなければ、産後も自力で乗り切れる
- 産後の手続きがかなりシンプル(出生届や健康保険の申請など...)
- 無痛分娩が最高すぎた
具体的な手続きは別の記事にしますが、カナダに在住で日本に里帰りすると赤ちゃんを連れて帰国しなければなりませんよね。
戸籍謄本が必要だったり、州の保険を申し込んだり、日本で接種したワクチンをカナダのものと照らし合わせたり、かなり大変です。
🔻日本で里帰り出産後のエピソード
🔻生後4ヶ月の赤ちゃんと長距離フライト
英語である程度のコミュニケーションが取れる、初産ではない or 乗り越える強めのメンタルがある人は、カナダで出産をオススメします。
カナダで出産すれば、40万円ほど節約できるでしょう。
日本では無痛分娩での医療事故も起きていることから、抵抗がある方も多いかと思います。
しかし、麻酔科医という専門家が常駐するカナダでは全く異なる問題です。
実際に、私を担当してくれた麻酔科医は日本での医療事故も知っておられました。
麻酔科医としてあり得ないミス、素人が開腹手術をして失敗したような話だと言っておりました。
以上、長くなりましたがカナダで出産の全てです。