私は、1歳8ヶ月の娘を育てるカナダ在住の専業主婦です。
新米ママですが、赤ちゃん連れのフライト経験回数は国内外合わせて10回超え!
失敗を繰り返し、試行錯誤しながらフライトを楽しめるまでになりました。
これから赤ちゃんと飛行機に乗る方、ましてや10時間超えのフライトは不安ですよね。
今回は、国際線を赤ちゃんと乗り切るために知っておきたい豆知識と、厳選持ち物リストを作成してみました。
一つ自信をもって言えることは、長時間のフライトも、準備とシュミレーションさえ怠らなければ、絶対に大丈夫です。
1.悪夢のフライトになった4つの原因
赤ちゃんとのフライトで一番不安なことは、ギャン泣きされて周りに迷惑をかけてしまうことではないでしょうか。
過去10回以上のフライトで、泣き叫ぶ赤ちゃんを幾度となく目撃し自身も経験しました。
もっとも、赤ちゃんを泣かせないとは不可能な話ですが、ママの立場からすると最小限に留めたいですよね。
実際に、私が経験した失敗フライトを振り返ると、3つの大きな原因がありました。
(1)荷物が多すぎる
1つ目の原因は、荷物が多すぎたことです。
初めてのフライトの時には、スーツケース2つを預け、手荷物でリュックとボストンバックを持参しました。
最大の失敗点は、持ち込み荷物の個数ではなく、詰め込み具合です。
あれもこれもと荷物を持って行きたくなりますが、バッグがパンパンにならないことが荷造りのポイント!
出したものを戻す時、綺麗に畳んだり整頓する余裕はほぼありません。
バッグの中身の占有率を60%くらいにするように心がけると、とりあえず突っ込むことができるので荷物が散らかずにすみますよ。
(2)おもちゃをケチって家の使い古しから持参
2つ目の原因は、いつも使っているおもちゃばかりを持参したことです。
おもちゃは、ご機嫌とりに使用する一種の武器なので、超魅力的でなければ効果がありません。
娘がぐずりかけた時に、おもちゃを取り出すと見事に弾かれ通路に飛んで行きました。
飛行機の通路にうつ伏せで横たわるアンパンマンが、泣いているように思え切なくなりました。
もちろんお気に入りのおもちゃがあれば、持っていてもいいのですが、緊急時用に見せたことのない箱に入った新品のおもちゃも追加しましょう!
未開封であることもポイントで、「なにそれ?」と興味を引きつけ、ゆっくりと開封し時間を稼ぐことができますよ。
(3)空港やゲートに早く着きすぎる
3つ目の原因は、不必要に空港やゲートで待つ時間を作ってしまったことです。
遅れたらマズイと焦る気持ちから、1時間空港で搭乗を待ったことがありますが、娘のイライラをぐんぐん上昇させてしまいました。
空港は人も多く、私は一人だったこともあり、娘を自由にさせることができず、おやつで釣ることに。
ようやく搭乗し離陸の準備をしましたが、お腹が満たされた娘にはおやつもジュースも拒否。
奇跡的にお昼寝をしてくれたので、事なきを得ましたが、耳抜きができないので焦りました。
(4)機内が寒すぎる
4つ目の原因は、防寒具を十分に持参しなかったことです。
トロント発羽田行きのエアカナダの飛行機を利用した時、まるで屋外にいるかのような寒い機内でした。
隣に座っていた男性は、寝袋を持参しており「いつもこのフライトは極寒だから」と話すほど。
冬だったのでそこそこ厚着をしていましたし、私は特別寒さに弱い方ではないのですが、震えるレベルでした。
また、エアカナダのブランケットは薄く、暖かい素材ではありません。
毛布を持って来ればよかったとフライト中に激しく後悔することに。
夏のフライトでも冷えることがあるので、子供の上着やトレーナーがあると安心ですよ。
2.距離別に選び分け!おすすめの座席
飛行機の座席選びは、フライトの快適さを左右するので悩みますよね。
実際に、私は窓側や通路側、足元の広い席など一通り試しました!
座席選びの時には、飛行距離や子供の座席の有無により判断しなければなりません。
ここでは、状況別におすすめの座席を紹介します。
(1)4時間以内の短距離フライトの場合
4時間以内の短距離フライトは、窓際で後ろの席をおすすめします。
飛行中にトイレに立ちやすいように通路側を選びがちですが、4時間のフライトでは原則立たない方が楽です。
ただし、月齢が小さくオムツ替えが頻繁になる場合を除きます。
まず、小さい子供を連れていると優先搭乗で先に飛行機に乗り込むことが可能です。
せっかく早く搭乗して準備しても、後から窓際に座る人が来たら、抱き上げて立たなければなりません。
窓際に座ると、自分がトイレに立ちにくいデメリットがありますが、私は過去に短距離フライトで席を離れたことがありません。
オムツを搭乗直前に変え、お昼寝の時間を狙い飛行機を予約すれば、あまり立つ機会は少ないと思います。
(2)国際線や長距離フライトの場合
5時間を超える国際線のフライトでは、最後列の席をおすすめします。
基本的に、窓際か通路側はどちらでも同じです。
両方にメリットデメリットがありますし、活発な子は通路側、よく寝てくれる子は窓際がおすすめ。
何よりも大切なのは、搭乗前のゲートで座席の交渉をすることです!
必ず必ず試してみてください。
私は、搭乗ゲートについたらまず受付の方に、隣が空いている座席がないか交渉をします。
過去4回、隣が空いている座席に移動できて、2〜3席使用することができました。
もちろんフライトの混雑状況によるので100%とは断言できませんが、大抵航空会社は予備の座席を確保しています。
ダメ元で聞いて見る価値ありなので、ぜひ試してみてください。
(3)おすすめできない足元の広い座席
最前列の足元の広い座席は、あまりおすすめできません。
バシネットを利用する場合は、最前列の足元の広い席に限定されます。
しかし、デメリットも多いのです。
- 離陸と着陸時には足元に荷物を置くことができない
- スペースがあるからこそ、子供が下に降りたがり脱走のリスク
- 手すり(アームレスト)を上げることができない
- 追加料金がかかる
私はこの4つのデメリットを理由に、足元の広い席を予約しません。
もっとも残念なポイントは、手すり(アームレスト)です。
国際線の最前列の座席は、手すりの下にスクリーンが入っているため、動かせない場合が多いのです。
飛行機にもよりますが、4列シートの真ん中2席はアームレストが上がります。
2席横並びで使うことができても、手すりが上がらなければ子供を寝かすことができません。
また、一見便利そうなバシネットですが以外とルールが厳しいので要注意。
私が使用したのはANAとAirCanadaでしたが、バシネットを使用する時には、短い時間でもベルトやカバーを閉じなければならないと言われました。
娘が生後5ヶ月の時のフライトでは一人座りができなかったので、荷物の整理の時などちょっと置けたらいいなとバシネットを予約しました。
しかし、メッシュのカバーを閉じなければ使用できなかったので、娘は全力拒否でした。
足元の広い席を予約したい方、今一度デメリットも確認してみてください。
3.機内持ち込む必須アイテム8個
ここでは、私が失敗を繰り返し厳選した8個のアイテムを紹介します。
これさえあれば、なんとか乗り切れるので、荷造りの参考にしてみてくださいね。
- オムツとおしりふき(15枚)
2つに分けて全てのバッグに入れると便利 - ゴミ袋(スーパー袋とジップロック5個程度)
ジップロックは汚れた服やオムツにも活用 - 新品のおもちゃ
テーブルで遊べて、無くなっても諦められるもの - 子供のお菓子(たくさん)
フライトの日限定で、種類豊富に用意 - おにぎりやパンなど軽食
子供はもちろん、大人も機内食を無理して食べずに腹ごしらえ - Youtubeプレミアムが使えるケータイ
好きな動画をたくさんダウンロードして機内で見せました - 着替え
赤ちゃんはミルクの吐き戻しもあるので、ママのトップスも必須 - ブランケット
子供用の暖かい毛布がおすすめ
私はいつも、飛行機に乗り込んだら貴重品や着替えを全てリュックに入れて、上の棚に収納します。
トートバッグに、機内で使うものを全て入れて、座席下に入れすぐに取り出せるように準備します。
基本的に、リュックとトートバッグの2個持ちで、一人で荷物と娘を抱っこをして飛行機を降りられる、最低限のものしか持ち込みません。
しかし、海外発の飛行機は空調が効きすぎている場合が非常に多く、冷蔵庫のように寒いことも。
荷物は増えますが、夏でも上着や毛布があると安心ですよ。
また、私は、基本的に絵本は持って行きません。
声が聞こえにくいことと、国際線では機内の照明が暗い時間が多いからです。
その代わり、ダイソーやセリアで売っているシールブックがいつも活躍してくれます。
娘はシール遊びが大好きなので、いつもこのシールをアマゾンで大量購入します。
3Dシールは、自分で上手に台紙から剥がすことができるので、ベビーカーに乗りながら遊ぶことも。
4.最後に
子供との飛行機を乗り切るポイントは、荷物を増やしすぎず、座席や移動のシュミレーションを入念にすることです。
さらに、国際線ではベビーカーを搭乗ゲートまで持ち込むことが可能で、到着後すぐに受け取ることができます。
サイズの規定もありますが、私はGracoのベビーカーを使用していて指摘されたことがありません。
また、1歳8ヶ月の娘は、機内で観れる映画には全く興味を示しませんでした。
その代わり、事前にYoutubeプレミアムに登録し、お気に入りの動画をダウンロード。
オフラインの機内でも見せることができたので、とても助けられ便利でした。
初月無料のキャンペーンもあるので、ぜひチェックしてみてください!