私には、大切な親友がいます。
彼女とは留学中に知り合い、帰国してからもずっと連絡を取り合ってきました。
私と同時期に結婚し、1年前からクリニックに通い妊活を頑張っています。
私も妊活をしていたことから、近況報告以外にも妊活の情報交換をしてきました。
そして先日、私の妊娠が発覚しました。
正直、今妊娠の報告すると、親友を失うかもしれないと思い悩みました。
妊活や不妊治療は大変だと理解しているし、実際、私が悩んでいる時に、同じ年の子を持つママ友から妊娠報告を受けた経験もあります。
今回は、私が不妊治療中の親友へ妊娠の報告エピソードやベストなタイミング、やりがちなNG行動を2つ紹介します。
1.報告するタイミング
妊娠報告で一番大切なポイントは、早いタイミングで報告することです。
私の場合、妊娠検査薬で初めて薄く陽性になったタイミングで報告しました。
理由は、妊活相談中から「どちらかが先に妊娠したら、すぐに報告」と事前に話していたため。
もちろん、優しい彼女のことなので、私を思いやった発言だったとも考えました。
しかし、排卵日や基礎体温についても常に親友に相談しシェアしていたことと、報告を先延ばしにする言い訳(気がつかなかった...等)を見つけられないと思いました。
もし先延ばしにすれば、その間も妊活の相談に乗ったり一緒に頑張ろうと発言することになるでしょう。
嘘をついて失った信頼は、絶対に取り戻せません。
化学流産の可能性もある中、妊娠超初期に報告することをためらう人も多いかと思います。
私は、もし流産しても何があってもシェアしたいと思える信頼感があったので、とりあえず薄っすら陽性になったと一番に伝えました。
良いことも悪いことも相談できる関係であれば、躊躇せずに出来るだけ早く「もしかしたら妊娠したかもしれない」と妊娠報告をしましょう。
2.妊娠報告の時に気をつけたい2つのNG行動
不妊治療中の友人を傷つける前に注意したい、NG行為が2つあります。
大切な友人関係を守るためにも、出来る配慮は率先して検討するようになりましょう。
(1)SNS(インスタやツイッター)で一番に妊娠報告
不妊治療中の親しい友達に、SNSで報告するのは避けましょう。
妊活の苦悩を共有していたのに、妊娠した途端連絡が途絶えSNSで妊娠を知った友人は良い思いをしないかもしれません。
また、安定期前にSNSで全ての友人に妊娠報告をすることは、非常識と捉えられることも。
礼儀として、まず家族や親しい友人には、それぞれにふさわしい言葉で伝えることが大切です。
(2)むやみに検査薬の写真を載せない
妊活中の友人に、妊娠検査薬の陽性写真を見せる必要はありません。
検査薬を見たくないかもしれないし、言葉で十分伝えることができます。
体調の変化や不安な事の発言や、エコー写真を送ることも今一度空気を読み判断しましょう。
3.私が妊活中に聞いた妊娠報告
私自身の妊活が上手くいっていない時、数回妊娠報告を受けました。
私は、人を妬んだり、悪い心を持ってしまったら赤ちゃんが来ないかもしれないと考えていたので、素直に自分のことのように嬉しかったです。
それでも、同級生の子供を持つ親友からの第二子報告には驚き、焦りは増しました。
さらに、お腹が大きくなった臨月での遅めの報告だったので、何と無く距離を感じるのと同時に、報告し難い空気を醸し出していたのではないかと反省しました。
妊娠を隠し通す事は、直接会う以上不可能です。
妊娠をよく思わない人もいるかもしれないし、傷つけてしまうかもしれません。
しかし、報告は避けて通れないし、もし普段から交流のある人であれば、安定期に入り落ち着いた時期に報告するのがベストだと思います。
4.親友に妊娠報告した結果...
親友に妊娠報告した結果、少し疎遠になってしまいました。
彼女はこの一年、異国の土地で、クリニック通いを本当に頑張っていました。
しかし、真面目でコツコツ頑張るタイプなので、心も身体も疲れてしまったようです。
体調を崩し妊活をお休みしているこのタイミングで、私からの妊娠報告は聞きたくなかったと思います。
しかし、優しい彼女は、私を悲しませるような発言を一切しなかったし、応援してくれました。
私は、優しい彼女が笑顔溢れるママになった姿が想像できるし、いつかママ友として相談し合える仲になりたいと願っています。
結論
妊活中の友人へ妊娠報告する事は、勇気がいりますよね。
最も大切な事は、タイミングです。
遅ければ遅いほど100%関係は悪くなります。
妊活について相談し合っていたなら、妊娠報告をするのは義務だと思います。
そもそも、お互い妊活に励んでいる以上、どちらかが先に妊娠することになるのです。
私が妊活をしている時には、先に友人が妊娠したからと言って、自分のチャンスが減る訳ではないし、次の周期に妊娠すると信じるしかないと言い聞かせていました。
しかし、頭では理解していても、不妊治療の過酷さ故に、切り替えが難しいことも事実。
今回の私の妊娠により、妊活仲間は離れてしまうかもしれないし、もう話したくないと思われるかもしれません。
妊活を経験した一人の人間として、友人を責めることはできないし、仕方ないことだと理解できます。
今の私に出来ることは、もし彼女達が妊娠するのを待ち、ママ友としてまた繋がれると信じることです。