こんにちは。
カナダ在住、2児のママです☺️
3月も後半。
最近カナダにも、春の気配がプンプン漂ってきました。
2020年10月に無痛分娩で第二子をカナダで出産。
今回の記事では、無痛分娩の痛みやリスク、自然分娩と無痛分娩を両方を経験してみた感想を語ります。
私は、第一子を2018年に日本で出産しました。
↓こちら、日本で出産した場合の手続きについて記事にしています。
今回、第二子はコロナの影響で日本へ里帰り出産が叶わず...
(日本で出産する気満々でした・・・残念)
仕方なく、カナダで出産することに。
↓カナダの出産レポはこちら。
ちなみに、日本で出産した時に利用した田舎の産婦人科には、無痛分娩という選択肢がありませんでした。
第一子出産は壮絶な痛みでしたが、なんとか耐えて出産。
「一度耐えれたんだから!」
「経産婦だから、ササっと生まれてくるかも」
と思い、第二子も自然分娩の予定でした。
では、なぜカナダで無痛分娩をすることになったのか...?
なぜ、無痛分娩にしたの?
ズバリ、陣痛が痛すぎたからです。笑
もともと、担当のドクターに妊婦健診の際、『私は絶対麻酔使いませんよ!』と宣言しておりました。
ドクターは、驚いていましたが、
特に無痛分娩にするために予約等は必要ないため、直前に決めればいいよ〜と。
でも、私は絶対自然分娩になるだろうと確信しておりました。
経産婦あるある、スピード出産の予定だったので。笑
しかし、前駆陣痛が強くなり数時間...思ったより長期戦。
気がついたら、
「はよ!無痛の麻酔を打ってくれ!!!」
と、光の速さで心変わりしておりました。
頭の中は無痛分娩でいっぱい。
↓お産の様子はYouTubeで語りました〜
カナダで出産!産後8時間で退院した理由・・・/費用や産後の流れ/海外在住/国際結婚
想像以上に、意思が弱かったのです。
いざ、病院に着いて看護師さんに、
「麻酔どうする〜?」
と、聞かれた時には、
打ちます!!!と食い気味にお願いしました。
麻酔科医が来て準備するから、ベッドに腰掛けてねと言われた時あることに気がつきます...
「え?どこに麻酔するの?」
自然分娩一択だったので、無痛分娩について完全に下調べを怠っていました。
ガラガラと、道具が運ばれ、背中を消毒されている時には、
子羊のように震えていました。
「注射は背中のパターンか。やばい、怖い!!!」
しかし、時すでに遅し。
今更逃げられない。
看護師さんに手を握られながら、注射を受け止めました。
無痛分娩の注射の痛みは?
私はてっきり腕に点滴するんだと思っており、
正直、怖くて震えました。
ただ、痛みは耐えられるレベルです。
人によって痛みの度合いは違うと思いますが、声が出るような長引く痛みではありません。
採血や点滴の注射をイメージしがちですが、全然違います。
ズバリ、背骨の下の方を小さめのハンマーで殴られたような衝撃です。
絶対に動いてはいけないのですが、衝撃でびっくりしてしまいました。
刺されたところに冷たさを感じると同時に、両足がじんわり温かくなり下半身の感覚が麻痺。
麻酔を打った1分後には、陣痛の痛みを全く感じなくなりました。
感動です。
出産の痛みは?
麻酔を打ってから出産まで、陣痛の痛みは全く感じなくなりました。
無痛の麻酔後は自力でトイレにいけなくなるので、導尿してもらうのですが、管を通される時もほぼ痛くありませんでした。
しかし、完全破水してから子宮口が全開になるまでの間、
いきみたいような感覚がはっきりわかりました。
まさに、子宮口をぐーっと赤ちゃんの頭が押してくる感じです。
叫ぶほどではないものの、呼吸でいきみ逃しをしました。
無痛分娩ですが、なぜかお股には感覚が残っています。
いきむ時に力を入れる場所もわかったし、赤ちゃんの頭がお股に挟まった感覚もありました。
看護師さんが子宮口の開きをチェックする時も、産後の処置をするときの感覚もわかりました。
下半身完全に感覚が消える訳ではありません。
無痛分娩のリスクについて
日本では、無痛分娩による死亡事故も起きていて、怖いイメージが大きいですよね。
私も、母に急遽無痛分娩にしたと告げた時には、びっくりされました。
まず、カナダと日本の無痛分娩事情は全く異なります。
カナダでは、7〜8割の妊婦さんが無痛分娩で出産しているのです。
さらに、カナダで麻酔を打つドクターは、麻酔の専門医です。
産科医兼麻酔科医ではありません。
日本では、正しい知識や経験を持たない産婦人科の院長が麻酔を打つことがあるそうです。
しかし、ドクターの経験以前に、麻酔にはリスクが伴います。
実際、カナダで麻酔を投与するにあたって、承諾書にサインしました。
薬にアレルギーがないか?と質問されNOと答えましたが、正直わかりません。
過去に大きな手術をしたことがないし、摂取したことのある薬と言ったら頭痛薬や風邪薬くらい。
アレルギーの反応が出てしまうかもしれません。
無痛分娩は必ずしも危険ではないですが、必ず何らかのリスクを負うことになります。
無痛分娩で良かったこと
無痛分娩で一番よかったと感じたことは、産後の疲労感です。
第一子の出産時は、2日間陣痛に耐え、出産で全体力を使い果たしました。
結果、産後2日ほどは、ひたすら寝ていたので記憶もありません。笑
今回、無痛分娩だったので、陣痛中に仮眠をとったりリラックスして過ごすことができました。
入院期間が0日だったので、帰宅後すぐに家事や新生児と2歳児のお世話がスタート・・・
お産で体力を使い果たしていたら、自宅でぶっ倒れていたと思います。
カナダは、産後のケアが控えめに言って最悪です。
実家にも頼れず、指示がないと動けない(指示しても動けない)旦那と二人で乗り切らなければなりませんでした。
産後の状況を考えると、無痛分娩で本当に良かったなと思います。
第三子を産むなら、無痛?自然?
答えは、100%無痛分娩です。
というのも、上の子たちの学校を考えると、日本に里帰り出産は難しいと思います。
次のお産もカナダで出産することになるでしょう。
迷わず無痛分娩を選びます。
もし、日本で出産するなら自然分娩を選ぶと思います。
↓よろしければ、YouTubeの動画内で理由も語っているのでチェックしてみてください。
無痛分娩と自然分娩どっちが良かった?痛みやリスク/カナダの無痛分娩の感想/ 海外出産
自然分娩と無痛分娩を両方経験して思うこと
私は、お産の方法なんてどうでもいいと思っています。
(以下、あくまで私の個人的な意見です。ごめんなさい😭)
もちろん出産は、人生における貴重な経験なのでこだわりたい人も多いかと思います。
ただ、お産は赤ちゃんにとっても母親にとっても、命がけですよね。
バースプランなんて言葉もよく聞きますが、個人的には違和感があります・・・
どんなお産にしたいか?これは、母子ともに無事である前提なのかな?
ちょっと贅沢すぎませんか?
まるで海外旅行の計画でも立てているような・・・
自然分娩や無痛分娩、帝王切開など出産よりも、産後に自分の心臓と赤ちゃんの心臓が動いていることが最重要ですよね。
母子ともに無事にお産を終えることは、当たり前ではなく奇跡だと思います。
また、陣痛の痛みにこだわる人もいます。
正直、腹を痛めて産んだから子供が可愛いなんて、都市伝説。
自然分娩で産んだ長女も、無痛分娩で産んだ長男も、同じように可愛いですよ。
むしろ、長女の時には疲労から記憶が飛んでいますが、第二子のお産は鮮明に覚えています。
頭が出てくる瞬間、長男の顔を見た瞬間、本当に愛おしいと感じて胸がいっぱいでした。
考え方は色々ですが、私は無痛分娩を選んで後悔していません。
それどころか、感謝しています!
以上、無痛分娩について語って見ました。
全世界のママさん、プレママさん、毎日本当にお疲れ様です。
そして、ブログを読んでくださり、ありがとうございました。